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追憶法話3  

「追憶法話2」の続きです。

3.行旅死亡人

 さて、皆さん!行旅死亡人っていう言葉をご存知ですか?これは飢えや寒さ、病気もしくは自殺や他殺などで身元が判明できない、いわゆる行き倒れた人の身分を表す法律用語です。「無縁孤独死3万2千人の衝撃」というタイトルで一昨年、NHKが報じました。年間、無縁孤独死を遂げた人が3万2千人に上ったというのです。たとえ、身元が判明しても葬儀をする家族縁者、埋葬してくれる人がいない場合も行旅死亡人扱いになるというのです。
 神奈川県では昨年、行旅死亡人が100件、官報に載っています。東京都では160件。地方自治体のそれらをまとめると万という数に到達するというのですから驚きです。ひと頃、交通事故死者数が一万人を数え、自殺者はそれの1.5倍と言われた定説が、今は交通事故死者が5、6千人に下がりましたが、自殺者数は十数年連続で3万人を超えています。ましてや行旅死亡人、行き倒れが万を数えるというのはもう一つ深刻なことです。
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 いわゆるホームレスには、その人の生き様もあるわけで、何か世を捨てるというか、厭世観という個人の思想も相まって、そういう生活を余儀なくしているという向きもあります。一方では、家族との折り合いが悪く、何らかの事情でホームレスになっているいう一様ではありません。が、考えなくてはならないのが、必ず人間は一人出てきて独りで死んでいくとは言いますが、一方では、親や皆の世話になって生まれて来、死ぬ時もお世話になって死んでいかねばならないのです。墓穴だって自分で掘る人は古来から居ないのです。自分で掘ったらそれこそ「墓穴を掘ってしまう」でしょう?

 今、そうした無縁孤独死が多くなり、新たなる業者が登場しております。それは、遺品回収業というものです。独り暮らしで、人知れず亡くなっていた。時には一か月も二か月も死んでいるのがわからなかった。それが今の時期のような夏であったらどうなるか?言わないまでも想像したらわかりますよね?普通は、今までは地域の民生委員さんや肉親、親戚が死後の処理をしていたそうです。しかし、人間数十年の間で積み上げたものは、仕事や経験ばかりではありません。いわゆる荷物の山もあるわけです。人知れず亡くなった亡骸はしかるべき人たちの手で一応、取り出され、それなりの道程を経て葬られますが、その後の清掃、整理、処理を誰がするのか?と言えば近親者ということになります。本来はゴミの山、ゴミ屋敷といわれるところを清掃する業者が今、無縁孤独死を遂げた人の後を清掃する遺品回収業となってその需要は年々増えているといわれます。
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 ところが、そうした業者はある意味、非常に親切に遺品回収をしてくれ、特に残ったお金などのことにはきちんと整理してくれています。また、処理ではなくあくまでも整理だと言い、処分をする時は必ず、お寺さんなどに頼んで供養してから処置をするといったように丁寧に対応をしてくれるというのです。 
 しかし、あってはならないことが起こりました。先月末、大阪のある自治体の環境課の職員が行旅死亡人のキャッシュカードから現金数十万円を引き出していたということです。「死人に口なし」と言えども、してはならないこと。あってはならないことです。
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「追憶法話4」へ続く…


大ボン(ブログ管理人)コメント:
実際に、行旅死亡人データベース官報掲載の行旅死亡人を纏めたものがありました。そのデータをちょっと覗いてみましたが、官報からの記載なので内容は文章だけですが、想像力をたくましくしたらちょっとエグイ内容もありました。次から次へと色々な方の特徴が書かれていて、その人数にビックリしました。今回はこの記事を書く為にだけ見ましたが、自分も身内にもこのデーターベースを見る機会がないことを心から願うばかりです。たとえ血がつながっていても、人と人との関係が希薄になりがちなこの時代、「行路」「旅路」に関係なく、どこの誰だかわからないご遺体が増えているようですね。家の中で死んでいても、傍らに身分証明書があっても、本人確認をする手だてがなく、遺体の引き取り手もいなければ、「行旅死亡人」として扱われる。「行旅死亡人」の遺体は地方自治体が火葬し遺骨を保存、官報に公告して引き取り手を待つことになりますが、めったに待ち人が現れることはないようです。
人と人との結びつきを改めて考えさせられる…そんな内容ですね。

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