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所感抄  

御住職よりとても良いお話がありましたので、ここでご紹介させていただきます。
皆様は、どのようにお感じになられますでしょうか?


所感抄 
                     顕証寺住職・信清宏章
佛立開導日扇聖人御教歌に
人なれど畜生よりもおとるあり
よく深きもの恩をわするゝ

大意
ただ自分や家族さえ良くなれば好いと、他人や地域、国がどうなろうと構わないという人間は、人として犬猫、動物よりも劣ることになる。ましてや佛立信者が佛祖三宝御宝前さまのお護りあることを忘れ、ご信心に就かせていただいたことや数々の御利益に与ったのにも関わらず、御奉公を嫌がり、勝手信心を好しとするのは猶更、畜生よりも劣ることである。「知恩報恩」をもって常に信心改良が肝心であるとお示しの御教歌。

★早いもので、師走となりました。毎年思うことですが、一年の残り少ない日数を指折りしながら、こうしなきゃ、ああしなければと慌ただしく思うのがこの12月です。だから「師走」と言うのか(笑)。師走の語源は諸説あるそうですが、かつては僧侶(住職)が檀家を周るのが盆暮れだったとか。師馳せる、東西を奔走する姿が語源の一つだそうです。

★そうやって見ていくと、日本人の習慣も大分変ったなと思います。今や十二月と言えば巷はクリスマスの雰囲気。本来、宗旨が違うんですが(笑)日本人の良いところは好奇心旺盛で、何でも飛びつき自分の文化に上手に取り入れる。でも、ちょっと軽いところが実際、信用されていないかな?私がまだ小学生だった頃、父親(師匠)と車で年末の買い物に同行しました。クリスマスケーキは買わなかったものの、おもちゃを買ってくれたり、初めてお子様ランチを食べさせてくれた思い出がよみがえって来ました。でも、一貫として、クリスマスツリーやサンタのプレゼントなどというところには走らなかったのです。子供心を配慮してくれたのでしょう。私は何時しかそれで満足でした。

★今の日本人は「堪え性」がないというか、それを子供に教えない。親も大人も「子供の好きなように」と言わば本当の教育を放棄しているかの感があります。一方、「お受験」などと称して塾通いをさせ、一体何を子供にさせようとしているのでしょうか?受験や塾通いそのこと自体が悪いのではなく、子供に何が大事かを教えることがわかっていない。それが言いたいのです。

★話は変わって、「殺処分」ということをご存知でしょうか?15年程前、街頭で「年間約60万頭の犬猫殺処分が繰り返されている」というチラシをもらって、里親探しと殺処分を食い止める運動に協力をと呼びかけられ、署名したことがあります。改めて殺処分について調べたら、現在日本全国で犬が4万4千頭、猫が13万1千頭、計約17万5千頭となっています。飼えなくなった等の理由で引き取られ、約一週間くらいの収容期間の後、炭酸ガスにより殺され、焼却処分そして産業廃棄物として捨てられるそうです。それらの経費は税金で賄われているのです。しかし、統計を見ると、大分数が減ってきていますね。
これは、殺処分の現状を憂い、呼びかけてきたことや自治体の努力によって里親探しや命の大切さを啓発してきた努力の賜物と思います。

★「犬は三日飼えば三年恩を忘れない」という諺があります。動物でも恩を知ると言うのに人間はどうかと考えさせられることがあります。恩といえば、「因」+「心」で成り立っている漢字です。「因(もと)を心の上に置く」わけですから、常に因が何だったかを忘れない、心に留めるという意味があります。

★恩といえばお祖師さまは『心地観経』という教えに「世・出世の恩に其の四種あり。一に父母の恩、二に衆生の恩、三に国王の恩、四に三宝の恩なり。是の如きの四恩は一切衆生、平等に荷負す」を引かれ『開目抄』で「佛弟子は必ず四恩を知って知恩報恩をほうずべし」と仰せになられています。

★佛立第十五世日晨上人が「知恩報恩」について『日蓮辞典』を引かれてアドバイスをくださっていることが実にわかりやすいので失礼なことながら要約してご紹介します。まず、父母の恩とは、肉体を生育せる父母、精神を教育せる師匠(先生)の恩、心身を保護せる国主(王)の恩。そして、我々、衆生凡身を開顕する三宝の恩、つまり信心を起こしてくれる、起こさしめるみ佛の縁をいただく、それが三宝の恩であると。更に「恩のことを増上縁という。だから恩を知るとか、恩を報いるとかいうことは、人間が向上していくところの考え方だ。縁という他からの力だから。恩を知り恩を報じるということが、その人を立派にさせて行くのだ。信心なら信心がすすんで行く。欲深きものという行き方をすると、そういう大事な、よくなって行く道を閉ざしてしまう」と。日蓮辞典の「恩に報いる行為としては精神的には感謝恭順、物質的には布施供養がある」を引かれて、お祖師さまは、主師親の恩を体認されその三徳を具えられた方、一切衆生の為に折伏逆化の御題目弘通を行われ、その為には衆生に代わって受ける苦しみは佛祖三宝へのご恩返しである。そのお祖師さまのご苦労へ供養する。祖師に代わって二陣三陣と続く僧俗への活力を与える為に供養の精神を発揮して、外護することを忘れてはならないという意味の事を仰せになられています。

★お祖師様の御妙判に
「僧の中にも父母師匠の命日をとぶらふ人はまれなり。定めて天の日月、地神いかりいきどをり給て、不孝の者とおもはせ給らん。形は人にして畜生のごとし。人頭鹿とも申べきなり」(四条金吾殿御書)

★「ヒト」と表記すれば、生物学上サル目ヒト科ヒト属と分類されます。「人」と表記すれば「万物の霊長」と他の動物と格別されます。「人間」といえば、人としての教育や人間関係を学び、社会性を考え、叡智養い、人格を整えて初めて人間となるのではないでしょうか?「そんなの関係ねえ」から「お・も・て・な・し」との流行語に見られる世相が、本当に変わればと期待をします。恩を知り、御奉公でご恩返しと、信心改良を期しましょう!


後半は少し難しい言葉が多いですが、読んでいて「なるほどなぁ」と思われるのではないでしょうか?小さな命を慈しむ心、悲しむ心、愛する心、そして我慢する心、信じる心をもって生きたいものです。人は一人では生きられません。「恩」という気持ちを大切に毎日を過ごしていきたいものですよね。

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