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顕証寺報4月号 所感抄  

顕証寺報 4月

所感抄
                      顕証寺住職・信清宏章

佛立開導日扇聖人御教歌に

していけば でけていくものでけぬとて
やめたらやめた
だけのびんぼふ

大意
私たち信者が仏祖のみに適った信行をさせていただくには「精進」が大切です。せっかく御利益に与るご信心に出値えたのだから、道半ばでやめるのは勿体ないこと。ご信心ご奉公は「させていただく」ことが大事。必ず御利益感得ができるのだから口唱信行を続けることが肝心とお示しの御教歌。



 未曾有の大地震から3年が過ぎました。未だ行方不明の方々が約三千人弱を数えております。続けて所在分明と早期復興を日々、御宝前に御祈願させていただいております。そして、亡くなられた方々の御回向も毎日させていただいておりますが、亡くなられた方々へのせめてものご冥福のお祈りと追善菩提の御回向を続けさせていただきます。

 震災直後から被災地に入り、その度のことをこの目で見させていただいてまいりました。特に仮埋葬へのご回向で訪れた石巻市周辺はその後、新盆法要、一周忌、三回忌と動向を見守らせていただきました。仮埋葬も一周忌までにはほとんど無くなりましたが、一家3人を失った石巻耀護寺のSさんのお話を聞いて「何とか所在分明を!」と特に願っておりました。

 Sさんは、奇跡的に津波に呑まれた中から生還した20代の女性です。彼女は津波に呑まれる前の一家の状況を新盆法要の時に語ってくれました。しかし、その後は殆どそれを語ることができなくなったそうです。彼女が助かった直後、同居の祖母が残念ながらご遺体で見つかったのです。それも自分が津波で流された同じプールの中で。そして、昨年の三回忌で彼女がまた、その後の経過を人前で話してくれるようになったのですが、依然、ご両親の所在は不明とのことでした。ところが昨年末、彼女の母親のご遺体がわかったと宗務本庁での会議中に知らされました。おそらくDNA鑑定で漸く分かったのだと思います。残念ながら部分遺体、あるいは形跡もない方々も何千とあるのでしょう。亡くなられたことは残念ですが、ご遺体が見つかったことは彼女にとって願の一分が適えられたことでありましょう。彼女の為にも、ご家族を失った方々、そして復興の為にこれからも続けて御祈願、御回向をさせていただきます。

 佛立第十五世講有日晨上人は『万に一つの手ぬかり』という稿で「百のものなら九十九、万のものなら九千九百九十九までだめでも、残る一つに成功の鍵があるときがあります。逆に九十九まで成功しても残る一つで失敗することもあります。ですから百に一つ、万に一つのために努力を惜しんではいけません」と仰せです。手ぬかりというのは、手抜き落ち度ということで、怠り、慢心、たかをくくるということに繋がります。また別の稿『なまける』で「開導聖人の御指南に『信心さかんなるときは、口唱に励みて徳したと思ひ、信心のゆるみ行くときは、口唱を怠り御講に不参して得したと思へり』とあって、信心前の強弱で損得の考え方がアベコベになり、したがって口唱などを怠けて平気なときは、信心がきわめて悪い状態にある証拠で、警戒を要するときです。(中略)要するに、アノ手コノ手で人間を「なまけもの」にしようという世界が、娑婆です。その懈怠という悪魔の住家、出没する機会、その方法などをよく突きとめて、それに対抗する聡明さと勇気がないと、たちまち「なまけの神」の奴隷に転落します。乃至、私どもは力を合わせて、口唱折伏参詣などに励み、経力で懈怠の悪魔を追放しましょう」と御教示くださっています。




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